2025.09.28
深める「鹿児島の知覧に特攻隊の平和会館があるから行かないか」と知人に誘われたという竹森さん。
「約1000人の特攻隊の顔写真が展示されています。リアルな写真を見て、これは映画やドラマじゃないんだと。そこから何か役に立つ、何かを伝えるエンターテインメントというのを真剣にがっちりやろうと思った」
北方領土漫才の後半は、芝居や朗読も取り入れて、元島民が強いられたソ連軍の支配をシリアスに表現します。
「村の食堂にパンを焼く窯がないといって、日本人の火葬場の炉を壊し、そのレンガを持ち出してパンを焼く窯を作ってしまった。日本人の憤りは大変なものでしたが、その窯で焼いたパンを食べなければ、生きていけない状況でした」
そして、待ちに待った帰還、引揚船がやってきました。
歯舞群島元島民の男性は「最後に涙ぐんだよ。笑いを悲しみを入れながら持っていくっていうところが素晴らしい。簡単なもんじゃないですよ」と話してくれました。
竹森さんは「人ってやっぱり孤独になることが一番つらいと思う」と話します。
「北方領土問題がどんどん風化していって、自分一人しかこういうこと考えていないんじゃないか、社会や周りの人たちはもう何も考えてくれてないんじゃないかって思うことこそが、つらいんだなってことがわかった」
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