醸造所の近くで飲むのが絶対おいしい

衰退が危ぶまれるマチをどう救えるのか。

地元の高校生や利用者から意見を聞いて、村上さんが思いついたのが、東京で培ったレストラン経営のノウハウを活かせるビールづくりでした。

「環境も空気も食材もいいので、自分たちでお金を稼いで雇用を生んで、人を多く使ってマチが元気になっていく」

町もこのアイディアに賛同し、醸造所を設置。4月に生産をスタートさせました。

6月上旬開かれた町民向けの試飲会。
町立の醸造所でできたビールの味に町の人々が「おいしい」「これで沼田町をもっと知ってもらいたい」とにっこり。

評判は上々で村上さんも手応えを感じています。

「醸造所のそばで飲むのが絶対においしい。廃線まであと1年あるので、JRに乗ってぜひ1回飲みに来てほしい」

飲めばマチへの“エール”になる。
全国初の取り組みでうまれた『ライスエール』が、マチおこしにつながるか注目されます。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月13日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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