2025.07.26
暮らす地元産のビールでマチを元気にしたい!
北海道沼田町で、全国で初めての挑戦が始まりました。
背景にあったのはマチに迫る危機です。
石狩平野に沈む夕日のような黄金色。
これが沼田町で作られた地ビール『ライスエール』です。
口いっぱいに広がるのは爽やかな酸味。
お米の甘みもかすかに感じます。
さすがはコメどころ。
その名の通り材料に、特産の『雪中米』をブレンドしました。
沼田町は2024年11月、駅前にビールの醸造所、『石狩沼田ブルワリー』を建設。
元地域おこし協力隊員が設立した企業「ラストランド合同会社」に、運営を委託しました。
『公設民営』のビール醸造所は全国で初めてです。
「もう泣きそうで、今もウルウルしている。やっとプロジェクトの芽が出た段階。これからどう育つか…」と感無量な様子なのがその元協力隊員。
5年前に東京から移住してきた村上信吾さんです。
留萌線の深川と石狩沼田の間の廃止が2026年4月に迫るなか与えられたミッションが、その廃止後を見据えた駅前のにぎわい作りでした。
「駅は生活の基点になっている場所。マチの中心にあるので、そういう場所でビールを作りたい」
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