2025.07.20

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北海道の農業大学校が「米作り」に特化した新学科設立 増産のカギを握る担い手育成へ

備蓄米が流通し始めてはいるものの、まだまだ安いとはいえないコメの価格。

政府は増産して値段を下げようとしていますが、北海道内ではそのコメ作り自体が危機を迎えつつあります。

対策のための現場…それは「学校」でした。

連載「じぶんごとニュース

北海道本別町にある北海道立農業大学校で、農業を志す高校生を対象にした見学会が開かれました。
参加した高校生からはこんな意気込みが聞かれます。

「後継者問題とかもありますし、近所の農家も離農や潰れている小屋があるので、力に少しでもなれたらなと」

ここは1941年に北海道が設置した、農業に携わる人を育成する専修学校です。

「畑作」と「畜産」の2つのコースがあり、全寮制で2年間、集中的に学びます。

下堀亨校長は「命のもと、食糧を作る大事な産業ということを認識してもらい。即戦力の農業者を育てるのが私どもの使命と考えている」と話します。

この学校に2026年度、開校以来初となる新たな学科が加わることになりました。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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