2025.07.17

暮らす

「母の遺骨を山に…」登る人ごとにストーリーがあるから、思い出を形に。山バッジに込めた信念

環境への取り組みも

「山バッジ」というと、実はメジャーなのは真鍮で作られたもの。
だけど、ダイヤ工芸では、木製バッジ(キーホルダーも)にもこだわっています。

そこには環境問題への思いがありました。

「森林伐採=自然破壊と思われがちですが、実はそれはまったく違うんですよね」

日本にあるたくさんの自然。国土の約7割が森林で、そのうちの4割は人の手によって作られた「人工林」。
そして森には、「手入れ」が必要です。
間引いたり、整えたり…森を健康に保つために伐採が必要となります。

【植える→育てる→伐採する→木材に変える→植える】

好循環を回すことで健康的な森林が維持されていくことにつながります。
木製バッジは、そんな国産のヒバの間伐材を使って作られています。

誰の似顔絵かわかります?わくわく!

「山々」でも、こうした思いに共感し、木製バッジを作っていただくことになりました!
さらに、登山を安全に楽しんでもらうために欠かせないグッズも作ることに。その制作過程からも、大切な思いが見えてきたので、そちらは後編の記事でお伝えします。

社長、フッ軽すぎます…!

日本の製造業と、人の思い出に残るモノづくりと…熱い思いをたくさんお話してくれた大森さん。

その取り組みは「作る」だけにとどまりません!

ダイヤ工芸ではこの春に、安全な登山の啓発をしようと登山講習会を開きました。

人気登山Youtuberのかほさんと一緒に、「安全に楽しく登る」ための装備や体力の使い方について発信。

「山で過ごした思い出が、かけがえのないものになってほしい」

すべてはその思いが胸にあるから。

町工場という枠組みを超えて、チャレンジを続けているんです。

ちなみに…北海道のおすすめの山を聞かれて、小樽市の「塩谷丸山」と答えたら、なんと先日実際に登ってきてくれました!(笑)

オンラインインタビューの様子

さすがのフットワークの軽さ…。社長すごい。

「北海道ってもっと激しい山を想像していたけど、お手軽でびっくり。コスパ最強の山ですね~。海も街並みも自然も全部見渡せるって首都圏ではなかなか難しいので、素晴らしいと思った」と絶賛してくれました。

「塩谷丸山」は私のホームマウンテンなので、褒められてとても嬉しいです。

山のごとく溢れるバイタリティ…。私も見習いたいと思います。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2025年7月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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