2025.07.17

暮らす

「母の遺骨を山に…」登る人ごとにストーリーがあるから、思い出を形に。山バッジに込めた信念

「母の遺骨を山に…」先輩に連れられて富士登山

大森さんが登山をはじめたのは12年前。

初めて登ったのはなんと富士山でした。
しかしその年は、どしゃぶりで景色がまったく見られず…。

翌年、27歳のときに再チャレンジ!
1年越しに見られた山頂からの景色に「自分の小ささ」を実感しました。

「当時、30歳手前で仕事も好調だった。『自分ってできるかも?』と調子に乗っていたのですが、自然の雄大さを目の当たりにして、自分を振り返れた。そこから山の世界に魅了されていった」

そして大森さんを登山へと誘い、連れて行ってくれた先輩も、その日特別な思いで富士山の山頂にたどり着きました。

その先輩のお母さまが実はその少し前、山で亡くなったのだそうです。

「遺骨の一部をもって、富士山に登りたい」

山頂にお母さんを連れてくることができた…先輩のそんな思いを間近でみたとき、大森さんは『登る人それぞれに、違ったストーリーがある』と感じました。

思い出を持ち帰る『タイムカプセル』

山バッジは『タイムカプセル』のようなものだと語る大森さん。

「バッジを見るたびに、山で見た景色や登頂した達成感、一緒に登った仲間や家族の笑顔…様々な思い出が昨日のことのように蘇ってくればいいと思って作っています」

いつでも、あの瞬間を思い出せるー。

「思い出は宝物だから」と自然に言葉になるのは、自身も山に登って色んなかけがえのない経験をしたからなのでしょうね…。

私たちも、北海道の山を通じて、大自然の魅力・北海道の魅力をたくさん感じて「宝物」にしてほしい!と、その思いに共感しました。

そんなバッジには、こだわりがたくさん詰まっています!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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