2025.07.19

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「こころが男性どうし」のふうふと、3人の子ども 悩みながらも進んできた、家族の日々

撮影ブースに移動しても、じゅったんはぐっすり夢の中。抱っこの体勢を変えても、フラッシュが光っても、全然目を覚ましません。きみちゃんが、「このまま撮影して大丈夫です、起きませんので」と冗談めかして言うと、スタジオ全体が笑いに包まれました。

「はい、どーぞ!」
カメラスタッフが手のひらサイズのボールを手に、みぃくんの目線がカメラに向くように誘導します。おすまししていたみぃくんからも、笑顔がこぼれました。

わたしがみぃくんに最後に会ったのは、去年の9月。よちよち歩きだったみぃくんも、今は元気にスタジオをかけまわります。脇に置かれていた椅子にも、元気に飛び乗ります。

「ちょっと大変です、イヤイヤ期もあるので…」とちかさんは、苦笑いしながら優しい目でみぃくんを見守っていました。

着物、ドレス、うさぎの着ぐるみと、何枚ものお色直しを泣かずに乗り越えたじゅったん。その姿をきみちゃんは、「かわいい」とつぶやきながら、何枚もスマホで写真を撮っていました。

「月命日だったので、何かの縁かなと」

きみちゃんは、ことしの2月28日に、予定よりも1か月ほど早く、帝王切開でじゅったんを出産しました。

「28日は羅希(らき)の月命日だったので、何かの縁かなと思った」と、きみちゃんはかみしめるように話しました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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