2025.07.14

暮らす

「すべてのクマ事故は防げる」はずが「圧倒的に足りていないもの」 専門家が繰り返される事故に警鐘

7月12日、北海道福島町三岳で、近くに住む男性から「新聞配達員がクマに襲われ、引きずられていった」と110番がありました。草やぶの中で倒れている新聞配達員の男性が発見され、その場で死亡が確認されました。

翌13日、札幌では、ヒグマ勉強会が開かれました。この地域でも6月末にクマの出没があったばかりで、出没情報をどう受け止めるべきか・地域でできることは何かを考えました。
福島町の事故を受けての質問に、専門家が答える場面もありました。

この町内会の先進的な取り組みについては前編の記事でお伝えしましたが、この記事では専門家の話をもう少しご紹介します。

連載「クマさん、ここまでよ

この記事の内容

・クマに気を付けるべき時間帯は?専門家の回答
・すべての事態は防げる

クマに気を付けるべき時間帯は?

ヒグマ勉強会を開いたのは、札幌市中央区の円山西町の町内会です。

勉強会には、クマの専門家・間野勉さんも参加していました。3月まで北海道立総合研究機構に所属していて、長くクマの研究や調査に携わった経験を持ちます。

勉強会では質疑応答も活発に行われた

前日に福島町で死亡事故が起きたばかりだったこともあり、参加者からは事故を受けての質問が相次ぎました。

たとえば、福島町で通報があったのは午前3時ごろだったことから、「円山西町でも早朝に散歩する人もいるが、どうしたらいい?」という質問が出ました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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