2025.07.14
暮らす参加者からは、「クマ鈴で、人だと思って逆にクマが寄ってくるようなことはないのか」などの質問が出ました。
勉強会に参加していたクマの専門家・間野勉さんが質問に答えました。
3月まで北海道立総合研究機構に所属していて、長くクマの研究や調査に携わった経験を持ちます。
間野さんは、「音は人間がクマに存在を知らせるしるし。多くのクマはそのしるしに反応して人を忌避する。ただ、人に近づいておいしいものを食べられたなど成功体験をしたクマにとっては、ごはんの合図のベルになってしまう。そうした状況を作らないことが大切」と話しました。
クマ鈴をつけていても事故にあったケースを見聞きしても「無意味に慌てる必要はない」ものの、危険な兆候がある場合は例外となるため、その意味でも出没の分析が必要です。
人を避けるクマなら、音を出す・草刈りをして見晴らしをよくするなど、できる対策はありますが、危険な兆候がある「問題個体」の場合、個人や地域でできる対策だけでは限界があります。
間野さんには勉強会終了後に、もう少し対策についてのお話を伺いました。また、参加者からの質問で「気を付けるべき時間帯」についても答えていました。
続きは後編の記事でお伝えします。
連載「クマさん、ここまでよ」
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
※掲載の内容は取材時(2025年7月)の情報に基づきます。
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