2025.07.12

暮らす

LINEで起こるすれ違いを分析!言葉・スタンプ・速度…ポジティブになるポイントは?

専門家の分析は

先週、出版された『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講座』の著者で、ITジャーナリストの高橋暁子さんに「LINEのすれ違い」について詳しく聞いてみました。

「LINEなどのメッセージのやりとりは、言葉とかスタンプとか返事の速度などに対する感覚が人によって違うので、誤解を生みやすくなっています」

多くのすれ違いは「自分が常識だと思っていることを言語化できていない」ことによると高橋さんは指摘します。

「本来だったら対面でコミュニケーションをとるのが一番簡単なんですけど、文章でコミュニケーションする場合は、正確な意図を明確にすべて文章化して伝える必要がある」

大人世代は、1回のやりとりでしっかりすべてを伝えようと、長い文章ですべてを書く傾向があるといいます。
そのため、「要件があるときだけ送る」人が多いのだとか。

一方、若者世代は長文で返信するということが「基本ない」といいます。

「『ひま、なに?』『ごはんいこ』『いいよー』『なにたべる?』『焼肉』『やっぱ中華がいい』『じゃあ中華で』『どこいく?』『ラーメン』」

若者世代は、短文でチャットのようなやり取りをするので、スピーディなのが「正解」なのだとか…。

すれ違い、どうしたら防げる?

大人世代が若者にLINEを送る時の注意点について、高橋さんは「一問一答で答えられるような質問を投げかける」ようにアドバイスします。

さらに絵文字を1つつけるとポジティブな印象になるそうです。

「若者世代は上の世代をただでさえ怖いと感じている」と高橋さんは話します。

特に大人世代が若者世代に寄り添うことがトラブルを防ぐことになるかもしれません。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年6月12日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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