2025.07.08

育む

「ただただ、うれしい…」ママにゆったりランチとお昼寝…“産後ケア”の現場でみえたもの

「ただただ、うれしいです」

この日、生後6か月の四女を抱っこして訪れたのは助産院。
のぞみさんが楽しみにしていたのが“産後ケア”です。

札幌・手稲区にある助産院『うめさんのcareルーム』。
札幌市産後ケア事業の委託助産所です。

笑顔で迎え入れたのは、助産師の梅本智子さん60歳。
のぞみさんが出産したクリニックで働いていました。

2016年から始まった札幌市の"産後ケア"事業。
対象は、生後1年未満の子どもがいる母親です。
育児の悩みを相談したり、ゆっくり時間を過ごしてもらったりすることを目的としています。

サービスによって異なりますが、札幌市では利用料は2500円(訪問・日帰り)から7500円(宿泊)となっています。

野菜たっぷりの手作りランチも。
普段は赤ちゃんのお世話をしながら、余ったおかずで済ませているのぞみさんは感激の様子。

「うれしいです。ただただ、うれしいです」

お腹を満たした後は、ふかふかのベッドでお昼寝です。
これも、普段だったらできないこと。

「子どもが寝ているときに家事をやって…。赤ちゃんがちょっと寝ているから、横になろうかなと思って、横になった瞬間に、赤ちゃんが起きるとか」

のぞみさんが夢の中にいるころ…赤ちゃんもグッスリです。

なかなか周りに頼ることができなかったというのぞみさん。
そんななか、初めて頼ってみた“産後ケア”。

「やっぱり安心感がありますね。子供がみていてもらえるというだけで、1人じゃないんだという…すごく来てよかったです」

1時間後…“産後ケア”はここで終了です。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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