2025.07.06
出かける近年、深刻度を増している、住宅地でのクマの出没や被害。
その要因のひとつになっているのが、「放棄果樹」です。
人口減少などに伴い、山と住宅地の間のエリアで、誰も管理しなくなった「放棄果樹」ができました。クマはそこで人に追い払われることなく果実を食べられます。そうした経験が、住宅近くの畑や家庭菜園までクマが引き寄せられる原因になるのです。
札幌の環境市民団体「エコ・ネットワーク」は、こうした「放棄果樹」を伐採するボランティア活動を行っています。切った木は、参加者が自宅のまきストーブ用などに持ち帰ってもOK。循環型のクマ対策です。
そのボランティアで伐採されたサクランボなどの木を、北海道白樺高等養護学校では木工作業の実習に使っているのです。
サクランボの木はあまり流通することがなく、希少価値の高いものだといいます。さらに、固くて加工がしやすいことも、実習に適しています。
今回の販売会でも、クマ対策のボランティアから生まれた木が、
・サイドテーブル
・木べら
・コースター
・カッティングボード
などの製品に生まれ変わって登場する予定です。
希少な木材を使って、一つひとつ手間をかけていますが、木べらやコースターは100円、カッティングボードは600円~、サイドテーブルは3000円と、手ごろな価格で販売したいということです。
心がこもった、手作りの品々。
生徒たちの応援、クマ対策の応援も兼ねて、お気に入りの製品を探しに行ってみてはいかがでしょうか。
日時:2025年7月8日(火)午前11時~午後1時
場所:JR北広島駅西口ゲートパーク
販売製品:デザインコースター、木製ティッシュボックス、お皿、ポーチなど
体験コーナー:入浴剤体験
主催:北海道白樺高等養護学校(北海道北広島市輪厚621番地1)
共催:北広島市教育委員会
***
取材協力・製品画像提供:北海道白樺高等養護学校
文:Sitakke編集部IKU
※写真でご紹介したのは一部のイメージです。販売数には限りがあります
※掲載の内容は取材時(2025年7月)の情報に基づきます
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