2025.07.03

育む

“小1反抗期”の口ごたえ!その影でノートに書かれたこうちゃんの言葉に「自立」のいじらしさを感じた日【いっくじ日記#16】

できませんでした ごめんなさい

「できませんでした ごめんなさい」

ページをめくっても「できませんでした ごめんなさい」

また「ごめんなさい」。

これはなに?
なにがごめんなさい?
誰に謝っているの?

なんだかとても心配になりました。

「何でごめんなさいしか書いていないの?」と本人に聞いても「よく覚えていない」と言うのです。

さすがに気になり、担任の先生に連絡帳でご相談しました。

すると先生から来たお返事は…

『テレビの画面にノートを映し、私も一緒に書きながら教科書にある言葉を書く指導をしています。途中焦っている様子がありました。「書けましたか?」と個別に聞いたのですが「はい」と言っていたので私もノートの確認をしていませんでした。申し訳ありません。一緒に確認していきます。少し様子を見させていただければと思います』

先生からの丁寧なお返事を読みながら、私は胸がきゅっとなりました。

「書けませんでした」って、言えなかったんだね…

家でも練習してみようかな?

「こうちゃん、これ、ちょっとノートに書いてみようか!」

自宅で、私が書いたひらがなの文字を少し離れた場所で見せてみました。

すると、それを見ながらスラスラとノートに書いています。

「しっかり書けているじゃん!!!」と私が言うと、こうちゃんはボソボソした声ながら、こう教えてくれました。

「あのさ、学校だと…なんか緊張しちゃうんだよ」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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