2025.07.01

暮らす

「北海道の夏は涼しい」はもう過去の話?実は、寒い地域ほど温暖化が進みやすい!そのわけを気象予報士が解説

意外!?北海道平均と全国平均の違い

これまでの観測から、全国的に気温が上がってきていることがわかっていますが、北海道ではそのスピードが全国平均よりも速い傾向にあります。

都市化が進んだ場所ほど、気温の上がり幅が大きくなっています(「日本の気候変動2025」のデータをもとに筆者作成)

100年あたりの気温上昇率は
・全国平均 +1.40℃
・北海道平均 +1.75℃

※北海道は旭川、網走、札幌、帯広、根室、寿都、函館の7地点の平均

この差には「都市化」の影響が大きく関わっていると考えられます。

というのも、全国平均は、都市化の影響が比較的少ない全国15地点を抜き出した平均値となっています。

それに対し、北海道平均には札幌や旭川など、都市化が進んだ地域が含まれています。

都市部ではアスファルトの道路や建物が多く、夜になっても熱がこもる「ヒートアイランド現象」が起こりやすくなります。その結果、元々の温暖化に加えて、都市化による気温上昇も加わってしまっているのです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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