夏の終わりに草むらに出てくるのが「ネジバナ」。
その名の通りねじねじしながら花が咲きます。
他にもうっそうとした森の中ではクルマユリという森でも珍しいオレンジの花が開花します!
草原で紫の棒状の花を咲かせるのがエゾクガイソウ。
逆に暗い森の中でも目立つ気がまったくない花もあります。
植物界の常識を覆す「肌色」の花。名前は「シャクジョウソウ」と言います。
この花は地面の菌から栄養をもらうので葉緑素がありません。「これが花?」と言いたくなりますが、これも花です。
いかがでしょう?
富良野や美瑛に行くとカラフルで目立つ花をたくさん見ることができますが、夏の森も意外にカラフルなんです。緑一色になる夏だからこそ目立つ花もたくさんあります。昆虫が苦手という方はぜひ花を探しに森に行ってみてください!
連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」
文:森の住人 KENTA
国営滝野すずらん丘陵公園 自然環境マネージャー。1978年札幌生まれ京都育ち。約6年間のサラリーマン生活を経て、森についての知識・経験ゼロの状態で滝野の森ゾーンの担当になり、様々なイベントの企画や広報、森づくりなどを担当。公園内にヒグマが侵入した際は専門家と一緒に現場の最前線で調査を担当。滝野の森staffXにて監視カメラを使った野生動物たちのリアルな様子などを発信中。
※掲載の内容は記事執筆時(2025年6月)の情報に基づきます。
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