2025.05.25
育む地元で生まれた赤ちゃんの誕生をマチぐるみでお祝いする愛情いっぱいの取り組みが、住民らの手で受け継がれています。
北海道愛別町の乙竹禾好(わこ)ちゃん(4か月)。
このマチでは、赤ちゃんが生まれるとみんな大喜び。お祝いの花火が打ち上がるのです。
大きな花火の音と光にマチの人から拍手と歓声が上がります。
「赤ちゃんが生まれたんだなって、嬉しくなりますね」
「愛別の子が増えたんだと思います」
母親の乙竹美冴さん(27)は「ちょっとジーンと来るというか特別な花火に感じました。みんなにお祝いしてもらって温かい気持ちになりました」と胸いっぱいです。
誕生祝いの花火をボーンと打ち上げるから、地元では『HAPPY BORN』と呼ばれています。
始まったのは1990年。
町民らが集まった飲み会、その名も「祝っちゃる会」の仲間に赤ちゃんが生まれ、花火を打ち上げたことがきっかけです。
それがいつからか仲間だけではなく、マチに赤ちゃんが生まれたら有志で費用を出し合って花火でお祝いするようになりました。
祝っちゃる会の中富崇さん(45)は「町の宝ということで人口が減ってきてますけども、1人1人『生まれてきてくれてありがとう』という気持ちは変わらない」と話します。
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