2025.05.22

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キリンのお引越しが終わらない…!「キリン側の理由もある」試行錯誤で半年以上

安心して暮らせる日まで

去年から始まった新獣舎に引っ越すための訓練。

餌を持った飼育員が新しい獣舎に入りますが…メスの「ユルリ」は立ち止まってしまい、入ってきてくれません。

飼育員は、じっくり時間をかけてキリンとコミュニケーションを取りながら1つ1つ向き合っていくしかありません。

渡邊誠克園長がこう説明します。

「早い時期に分かったのは、個体によってガラスに自分の姿が反射して気になる。ですのでカーテンで反射を防ぎ、映らないよう対策している」

結局、旧獣舎で冬を越したキリンは、気温が安定した4月、引っ越しの訓練を再開。

4月下旬の夏の営業開始までに引っ越しを終えたいところでしたが…

「4月20日の時点で父親のキリンは中にいるのですが、このあとですね、母親キリンが入ろうとしているんです」

まるでお父さんキリンのメープルが「こっちだよ」と呼んでいるようにも見えます。

ですが、母親のユルリは手前まで来てくれるものの戻ってしまいました。
この状態が半年ほど続いています。

キリンが安心して新獣舎で暮らせることが第一。
飼育員は寄り添い続けながら試行錯誤しています。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月6日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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