去年から始まった新獣舎に引っ越すための訓練。
餌を持った飼育員が新しい獣舎に入りますが…メスの「ユルリ」は立ち止まってしまい、入ってきてくれません。
飼育員は、じっくり時間をかけてキリンとコミュニケーションを取りながら1つ1つ向き合っていくしかありません。
渡邊誠克園長がこう説明します。
「早い時期に分かったのは、個体によってガラスに自分の姿が反射して気になる。ですのでカーテンで反射を防ぎ、映らないよう対策している」
結局、旧獣舎で冬を越したキリンは、気温が安定した4月、引っ越しの訓練を再開。
4月下旬の夏の営業開始までに引っ越しを終えたいところでしたが…
「4月20日の時点で父親のキリンは中にいるのですが、このあとですね、母親キリンが入ろうとしているんです」
まるでお父さんキリンのメープルが「こっちだよ」と呼んでいるようにも見えます。
ですが、母親のユルリは手前まで来てくれるものの戻ってしまいました。
この状態が半年ほど続いています。
キリンが安心して新獣舎で暮らせることが第一。
飼育員は寄り添い続けながら試行錯誤しています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年5月6日)の情報に基づきます。
■【無料】子連れおすすめポイント3選も!「地味?」なんてとんでもない!アクセス良好で自然も満喫の充実スポットを獣医師ママライターが解説|北海道・札幌市「豊平川さけ科学館」
■【札幌・すすきの】ど真ん中に漂う“秘境感”常連に大事にされてきた昭和レトロな地下飲食街【ススキノゼロ番地】
■「北海道で過ごした”アツい夏”を届けたい」W主演・高杉真宙×柄本時生!北海道放送制作ドラマ『三笠のキングと、あと数人』みどころは?