2025.05.16

出かける

「壁の中に、こびとの部屋が…」小さな世界から、物語が広がる 『Mozuミニチュア展』の魅力をミニチュア作家目線で深掘り/札幌

「こびとの秘密基地」

続いて、壁のコンセントの裏をのぞくと見つかる「こびとの秘密基地」。  
テレビがついていたり、Wi-Fiケーブルの電飾が光っていたりと、こだわりがつまっています。

さらに細部の「あるある」を見れば、物語が広がります。
「冷蔵庫の取っ手にかかっているタオルや、扉に貼ってあるメモ、レンジの中のお皿は、生活感があふれていて微笑ましいです。夜の21時38分を想像しましたが、真相はいかに。見ているだけでこびとの物語が想像できて、おもしろい作品です」

「Mozuミニチュア展」で注目したいポイント

こだわりの作品の実物を、間近で見ることができる「Mozuミニチュア展」。
碧aoさんであれば、どんな点に注目して見てみたいか、聞いてみました。

「どこにどのような材料が使われているのかを想像をしながら、Mozuさんの作品の細かいこだわりを、いろいろな角度から眺めたいです。実際にどのような空間に再現されているのか見られるのは、ミニチュア展ならではかと思います」

「こびとの旅館」

今回ご紹介した作品は、ごく一部。イベントではさらに多くの作品をじっくり見ることができます。さらに、自分がこびとになったような気分を味わえるフォトスポットなど、リアルな会場ならではの楽しみ方も盛りだくさんです。

ぜひ作品の世界観の細部まで目をこらして、物語を想像してみてはいかがでしょうか。

Mozuミニチュア展 ようこそ、ちいさな世界へ

・期間:2025年5月23日(金)~7月6日(日)
・時間:平日午後1~6時/土日午前10時半~午後6時 ※入場は閉場の30分前まで
・会場:サッポロファクトリー3条館3階 特設会場(北海道札幌市中央区北2条東4丁目)
・入場料などの詳細は、イベントのホームページからご確認ください

Mozuさんプロフィール

1998年生まれ。東京都立総合芸術高等学校映像メディア表現卒業。コマ撮りアニメ、ミニチュア、トリックラクガキという3つの分野で活動。
高校2年生の時に自分の部屋をミニチュアで再現すると、それが「本物にしか見えない」と話題になりテレビやメディアから取材を受ける。同年、すべてを一人で作ったコマ撮りアニメ「故障中」がアジア最大の映画祭「DigiCon6」 JAPANYouth 部門の最優秀賞を受賞。作品集の出版や映画のミニチュア制作への参加など、活躍の幅を広げている。

取材協力:ミニチュア作家・碧aoさん

北海道・札幌市出身、2児の母。札幌で7年間、栄養士として勤務した後、横浜に移住。2022年頃、「北海道が恋しい!」という思いをきっかけに、北海道の料理をミニチュアで再現する活動をスタート。
「北海道愛あふれるミニチュアで地元を懐かしみつつ、大好きな故郷に貢献したく活動しております。“リアルだけど可愛い”作品作りがモットーです。わたしと同じく北海道が大好きな方の心に響いたら嬉しいです!」

Instagram: @miniature.aosan_1625

・編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の情報は記事執筆時(2025年5月)の情報に基づきます

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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