取材した2月13日。
この日はたくさんの同級生と一緒に勉強します。
鈴川小学校は月に1回ほどのペースで、いまの5年生以下が4月から通う、喜茂別小学校との「交流日」を設けてきました。
この日は交流の最終日。鈴川小学校の先生や保護者もやってきました。
子どもたちにとって、集団の中での学びはチャレンジの1つです。
喜茂別小学校の児童数は、約60人。
先生たちも鈴川小の子どもたちが早く仲間になじめるよう、全校児童が参加するレクリエーションも企画してくれています。
記者が最初に見学したのは、4年生の米陀日香さんがいるクラス。
カメラに気が付くと、いちばん後ろの席から小さく手を振ってくれました。
社会の授業で、都道府県の勉強をします。4人ほどのグループを組んで、調べ学習に挑戦。
「国会議事堂の場所を調べるよ!」日香さんは率先してパソコンにタイピングし、役割を買って出ようとしていました。
次は、2年生の小出一途さんのクラス。
算数の授業で、「2分の1」について学んでいました。
細い紙を半分に切ったら、席を立って仲間と一緒に長さをくらべっこ。
「一途、比べよう!」
仲間が次々と声をかけます。
中休みの時間。
4年生の米陀さんが駆け寄ってきました。
「もう慣れた?」ときくと、「なれたよ!」と笑顔で返事をします。
すると後ろから、同級生の女子生徒が様子を伺いながら近づいてきました。
実は、保育所時代からのお友だちなのだといいます。
5年生のクラスをのぞくと、仲間が机を離れる中でパソコン作業を続ける小出琴さんの隣に、鈴川小の同級生の工藤瞳子さんが座り、パソコンの画面を見つめていました。
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