2025.05.06

暮らす

閉校は寂しいだけじゃない…「幸せでした」みんなで成長した日常を胸に春へ

思い出に変わる今を焼きつけて

北大院生制作動画より

2月の下旬、完成したVTRのお披露目会に院生たちが鈴川小学校までやってきました。子どもたちが椅子を持って体育館に集まってきます。

ある教室でのインタビュー。4年生の米陀日香さんが「(2年生の)一途ちゃんが卒業するまで鈴川小学校があってほしい」と話すと、一途さんも「人数が少なくてもいい」と応じます。

北大院生制作動画より

朝の会、音楽の授業、体育の授業、給食の時間、太鼓の練習、帰りの会。
神輿を出した、夏祭り。
太鼓を披露したまちの催し。

これからは思い出に変わる、そんな何気ない日常の風景が映し出されていきます。

北大院生制作動画より

5・6年生の担任・松本里和教諭は「子どもたち主体で動いていけるかな、考えていけるかを一番に考えるようになった」と閉校が決まってからの日々を振り返っていました。

自分が映ると照れくさそうにしていた子どもたちですが、保護者や卒業生・地域の人、先生たちの学校への思いを聞き、だんだんと真剣な表情へと変わっていきます。

閉校を迎えるにあたってまとめられた記念誌には、2~5年生の子どもたちの学校への思いが綴られていました。

4年生・米陀日香さん
「私は、学校の太鼓がいつまでも今のまま残ってほしいと思っています」

2年生・小出一途さん
「私は一輪車が今のまま残ってほしいです」

5年生・工藤瞳子さん
「鈴川小学校が閉校してしまうのは悲しいし、卒業するまでいたかったな」

5年生・小出琴さん
「鈴小で勉強したり、遊んだりできて楽しかったよ。たくさんの思い出をありがとう」

この学び舎を巣立つ日は、もう目の前です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X