2025.05.04

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25年前は予知できた噴火…今の懸念は「人」自宅を失った女性が目指す共助のカタチ

2度の噴火を経験して

洞爺湖温泉地区に50年以上住む宮崎秀雄(みやざきひでお)さん、77歳。
これまで2回の噴火を経験しています。
4~5年前から防災への意識が変わってきたといいます。

年齢によるものも大きかったと話します。

「25年前の52歳のときはすごく若かったから馬力があった。その前の噴火のときは30歳だからもっと馬力あった。この歳になると、しゃがんだり立ったりするのも大変なときもある」
「みんな同じように年をとってきている。走ることもできないし、いざ逃げろって言われても体が動かない」

高齢化によって、これまでより避難に時間を要する人が増えています。
1人で避難ができない人に対しては、避難の際に必要な配慮や支援をする人を決めた「個別避難計画」を作りました。

しかし、支援をする側にも高齢者がいるといいます。

洞爺湖町・総務課自治防災室の平間剛志室長は「必ず救助にいくというのは人員的にも限界があるから、行けない場合も多々あると考えておいてもらいたい」と話します。

そのうえで、自分の力と周りの助けを上手に生かしながら避難行動をとってもらうよう呼びかけています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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