2025.05.04

深める

25年前は予知できた噴火…今の懸念は「人」自宅を失った女性が目指す共助のカタチ

避難するときは「戻れるもの」と思っていた

荒町さんは噴火の2日前に避難をしました。

『戻れないかもしれない…』

そんなことは微塵も考えなかったと言います。

「何が一番って子どもたちのアルバムを持って出なかったので、それだけは無事でいてほしいなっていう気持ち」

噴火から数か月後、2度ほど一時帰宅できたため思い出のアルバムは持ち出せたものの、二度とこの場所で暮らすことは叶いませんでした。

「まさか」の経験…これが大きなきっかけとなり、有珠山の正しい知識や、噴火の記憶を語り継いでいく『洞爺湖有珠火山マイスター』の資格をとりました。

「2000年は自宅は失くしても命はなくさなかった、犠牲者が出なかったが、次の噴火はそうはいかないということもある。この地で暮らすためには有珠山のことを知っておかないと」

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X