2025.04.29
深める小難しく書いたけれど、やることは単純です。
「どのように彼氏に接する」かでいえば、たとえばLINEを介した報告は相変わらずできなかったとしても、出かけるときや実家に泊まるとき、あるいは先にわかっている休みの日程などは、共通の予定帳アプリに事前に書き込んでもらうよう相手と約束をし、それができればよしとする姿勢を見せるとか。
「どのように彼氏に伝えれば」いいのかでいえば、「報連相、あなたが苦手なのはわかっている。わかっているからこそ、一方的かもしれないけれど、こちらの諸々は共有しておくね」と、自分の予定であるとか、一緒に住んでいる家の諸々に関して「この日は2人でこうしたい」などの要望とかがあったら、向こうからの明確な反応をあえて待たずに、先んじてみずから伝達しておくとかね。
パートナーだったとしても、人は人、他者は他者です。
なかなかその性質を変えるのは難しい。
でも、自分の行動は比較的気軽に変えられる。
そしてその変化によって、これまでよりも心安らかな環境を作っていくことも、人間にはできる。
ちゃんさん、ぜひ相方さんと向き合うことを通じて、あなた自身にとってポジティブな方向に自分で進んでいけるよう、チャレンジしてみてください。
そんなあなたの姿を見て、もしかしたらパートナーもなにがしか、自分のことを顧みてくれるかもしれない。
そうなったらしめたもの(もしそうならなくても、あなたのチャレンジ自体は、もう既にもうけもの)。
誰かとともに生きていくのは、様々な角度からの絶えざる努力が必要でしょう。
だからこそ、その努力は相手との関係性の維持のためだけでなく、その人自身のためにもなっていくべきなんじゃないかしら。
ちゃんさんとパートナーさんがゆるやかな「報連相」を通じて、明るい未来を迎えてくれるよう祈りつつ。
あたしとしては、そうやって切り開けるであろう未来が、ちゃんさん自身にとっても有意義なものであってほしいなと思っているのでした。
というわけで今回は、「報連相」という話題について考えてみました!
ちなみに今日は恋愛関係上での報連相だったけれど。
これ、仕事ってなったらまた別よね。
スムーズにレスポンスできなきゃお話にならない。働けない。
だからこそ労働って大変というか…やだぁ、こんなこと書いてたら、なんだか身につまされてきちゃったわ…。苦笑
人間、生きるのにコミュニケーションは不可欠ですが。それを避けることなく、かといって、それに疲れすぎることもなく、上手にバランスよく「報連相」できる大人になりたいもんですね。
ではでは今日はこのへんで。
Sitakkeね〜!
***
★お悩み大募集中★
日常のモヤモヤからガチ相談まで…随時、応募フォームで受け付けています!みなさんからの投稿、お待ちしています!
***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
***
満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。
■LGBTQであることをカミングアウトしたら否定的な言葉が返ってくるのでは…見られ方・関わり方に変化はある?【お悩み#84】