2025.04.25

育む

これも“小1の壁”?「また保育園に行きたい」こうちゃんのランドセル事件…!新一年生の緊張と不安と葛藤に向き合った日【室谷香菜子のいっくじ日記#14】

ランドセル空っぽ事件…!

『自分のことは自分でなんでもできるようになろう!』

これは小学校からのお便りによく書かれている言葉です。

週末に持ち帰ってくる翌1週間分の時間割。
(私が小学生の頃は時間割は固定されていましたが、今は毎週時間割が変わるようです)

それを見ながら翌日の持ち物の準備をします。鉛筆を削る作業なども。

正直なところ、紙を見ながら私が一人で揃えた方が早く、正確なのですが、もう小学生だからそうもいかない…

「明日の準備するよ~!」とこうちゃんを呼び、ランドセルを開けてみたら…

教科書が一冊もない。

ノートも、ファイルも、連絡帳もない。

それどころか、筆箱も、眼鏡ケースも、水筒もなく…

つまり、空っぽだったのです。

私は言葉を失い、こうちゃんは「しまった!!!!」という顔をしました。

カ~ッとなってしまった私は、「なんで何も入ってないの!?」と怒鳴ってしまいました。

青ざめたこうちゃんは、「違うんだよ!全部揃えて入れたんだよ!!!」

「入ってないじゃん!なんにも入ってないよ!どこにあるの!?」と聞くと、

「ちゃんと全部入れたはずなんだけど、なぜか全部なくなっちゃったんだよ!!ランドセルに穴が開いてるのかもしれない!!!見てみる!!」

「おかしいな、おかしいな」と言いながらランドセルの底をのぞき込む姿を見ながら、
「これもまた“小1の壁”か…」と感じていました。

ランドセルの中身は、次の日に無事にすべて戻ってきました。机の中に入っていたようです。

あとから思い返したら笑い話なのかもしれませんが、今は毎日心配事が絶えません。

最近になってようやく「こうちゃんが変なダンスしたら、隣の子とその隣の子も笑ってた」と、学校での出来事を自分から言ってくれるようになりました。

私が聞いても、「わかんない」「忘れた~」がほとんどですが、少しは楽しくなってきたのかな?

「小1の壁」を感じるのは親だけじゃない。

子どもも、見たこともない高い壁と必死に戦っているんだなぁ。

ゆっくり、人生1度きりの小学1年生を一緒に楽しもうね。

ここで一句!

ピカピカの 1年生も 疲れるよ

「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」

****

文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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