2025.04.19

出かける

疎遠になる友人と、親友の違いとは…初心者にもおすすめの山に登りながら考えてみた/盤渓山・三菱山

盤渓山の「言いたいことは山々ですが」

昔から一緒にいるTちゃん。

約8年前、18歳ごろの私とTちゃん

中高は部活も一緒だったので、揉めたことも数え切れないくらいあります。
昔はべったり一緒にいたのに今はすっかり疎遠になっている人もたくさんいる中で、Tちゃんとは縁が切れない理由は、なんなのでしょうか…。

ちょっと考えてみたのですが、まず最初に思いついたのは、お互いの幸せを心から願っていること。良いことでも悪いことでも、自分の人生において転機があったときにふと連絡したくなるんですよね。

また学校が一緒で共通の友人が多いことや、誕生日を祝い合うのが慣例化していることも、理由の一つかなと思いました。

そして一番は、違いを理解していること。
しばらく疎遠になった人と久しぶりに会ったときに、お互いに変わってしまった部分を見つけて、心の距離を感じることって、よくあると思います。

しかし、私とTちゃんはそもそも大きく違う人間なんですよね。
趣味も好きな食べ物も、こだわるポイントも元々全然合わないのです。しかしそれが面白い。

それを理解したうえで昔から一緒にいたから、今さらズレを感じても何も感じないのです。無理して合わせていなかったから、会わなくても「私たちは大丈夫だ」と思っていることが、親友でい続ける理由なのかなと思いました。

こういう文章をじっくり読む子じゃないので、Tちゃんがここまで見ることはないと思いますが、純度100パーセントの気持ちで、幸せでいてほしいと思っています!

そんなTちゃんが山頂でおもむろに取り出したのは、傘。

驚きましたが、たしかに雪で傘をさす人もいるな…。
山頂までさんざん雪に当たってきたから意味はない気がしましたが、なんだか雰囲気が一変し、楽しいピクニック気分になりました。
普段山に登らない人と登ると、新たな発見がありますね。

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は登山時(2025年3月)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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