2025.04.12

暮らす

新学期の事故…「魔の7歳」の命に大人ができることを考える 通学路の危険は?

ドライバーも子どもの動きに注意(札幌・厚別区)

続いては、厚別区の「新札幌わかば小学校」の通学路です。
ここにも危険が潜んでいます。

交通量が多く、交差点には横断歩道も信号機もありません。

子どもがふと道路を渡ってしまいそうな道…。停止線はほとんど消えてしまっています。

「できれば横断歩道、信号のあるところを渡るように指導してほしいが、それでも子どもは渡ってしまうことがある」と大本さん。

「特に学校の近くを運転するドライバーは、子どもがどういう行動をするか分からないと考えて、減速して注意や安全確認をしながら運転してほしい」と呼びかけます。

通学路での交通事故…登下中が6割

2024年までの5年間で、道内で歩行中の小学生が死傷事故に遭った時の状況です。
登校中が27.5%、下校中が30.9%で、登下校を合わせると、6割に迫っています。

横断歩道があるから安心とは限らない

2024年までの5年間で、横断歩道が「ない」道路の交通事故で死傷した小学生は合わせて122人です。
一方、信号機と横断歩道が「両方ある」交差点やその付近でも、101人が死傷しているんです。

小学生の場合は、歩行者の側が飛び出しや横断違反といった法令違反をしたのが40.1%に上ります。
大人も含めた全年齢の倍以上の割合なので、まだまだ交通ルールや注意力が身についていない面もあるかもしれません。

私たち大人ができること

子どもたちに向けて、呼びかける注意点。
青信号でもいったん立ち止まって左右を確認し、クルマの停止を確認してから、手をしっかりと上げて横断してください。

そして、新学期に楽しく一歩を踏み出してもらうためにも、私たち大人の側も車を運転するときには、よくよく注意しましょうね。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月7日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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