2025.04.12
暮らす北海道内の小学校では続々と入学式が行われ、新学期が始まりました。
そんな中気をつけたいのが、通学路での交通事故です。
北見市の市立小学校21校は、4月7日が入学式。小泉小学校では警察官らが通学路に立って交通安全を呼びかけました。
「道路にはみ出さないように、気をつけてって言われたことがある」
「ひかれたら大変だから、ちゃんと手をあげてやるしかない」
しっかりと答える1年生。
北海道警察によりますと、歩行中の交通事故で死傷した小学生のうち、およそ6割が「登下校中」の事故です。
新学期に気をつけたい通学路の危険を、詳しく調べました。
連載「じぶんごとニュース」
2024年までの5年間で道内で歩行中の交通事故によって死傷した小学生は、あわせて327人。
減少傾向で推移しているものの「魔の7歳」とも呼ばれる小学1、2年生が全体の半分以上を占めています。
札幌市では、交通事故を未然に防ぐため、10年前から新年度に通学路の危険箇所を公表しています。
市内すべての小学校を対象に調査を行い、道警や北海道開発局と協力して危険な通学路に標識や信号機を設置するなどの対策をしています。
担当者の札幌市教育委員会学校配置マネジメント担当・日比野篤課長は「保護者も気をつけていただいて、子どもたちにちゃんと通学路を通って、青信号でも左右を確認したうえで横断歩道を渡るときは気をつけてほしい」と呼びかけています。