1950年、札幌味噌ラーメンの元祖と言われる「味の三平」が札幌中心部に開店。
その9年後に博史さんの両親が始めたのが仙龍です。
店主 三上さん:「そこからまもなく母の方が岩見沢に行って。父親が早く亡くなっていますんで、母が割と一人で頑張っていた小さいお店」
オープンから約6年後、仙龍は札幌から岩見沢に移転します。
当時の岩見沢は大学や高校が新たに開校したことから若者が多く集まり、活気にあふれていました。
その後、約60年もの間、岩見沢で営業を続け、岩見沢市内で「広東麺と言えば仙龍」と言われるほど愛され続けてきたお店です。
店主 三上さん:「はじめ、町中華みたいな感じだった。でも、一応メインにしていたのは、味噌ラーメン」
当時は、「札幌味噌ラーメン」が誕生した直後だったこともあり、多くのお客さんが味噌ラーメンを注文していたと言います。
店主 三上さん:「ずっとやってきたレシピで作る。うちの味噌ラーメンはこれでしょっていう感じ」
そんな仙龍の味を支えるのは、スープ。
店主 三上さん:「鶏ガラ、豚骨、香味野菜が入っている。スープでラードを乳化させるとまろやかになる」
そこに道産小麦100%の麺、チャーシューやネギ、メンマをトッピング。
どこかなつかしさを感じるラーメンです。
では、この定番の「味噌ラーメン」を追い抜き、広東麺の人気に火が付いたきっかけは…?
店主 三上さん:「昭和の頃って、広東麺ってわかんないじゃないですか。広東麺なんて読めなくて『コ―トーメンって何?』とか。少しずつ浸透してきて。これも食べてみようかなってなって、『なんだうまいじゃないの』って、そういう話でだんだん浸透していったんだと思う」
味に感動した常連客から輪が広がり、今も多くの人が魅了されています。
お客さん:「おいしいです。豊平区から食べにくる価値はある」
お客さん:「一番ここがうまい!」
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