2025.04.10

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「ニンニン!」忍者が観光地で外国人にマナーを伝授!アイデアで楽しく注意促す

無断で立ち入り…死亡事故も

小樽市では2025年1月、中国籍の60代の女性が、海の写真を撮ろうと線路内に立ち入り、快速列車と接触して死亡しました。

また、海岸まで近道しようと、民家の敷地に無断で立ち入る外国人が後を絶ちません。

実際に外国人観光客に聞いてみると…

中国から
「ここに看板を立ててくれれば、私たちがそこに入れないことが分かると思う。ごめんなさい」

オーストラリアから
「ここには何も、立ち入り禁止など書かれていないから分からない。行政が何かしてくれるなら私たちは理解できる。だから立ち入り禁止の標識など作ってほしい。すみません」

そこでOtaru Next100実行委員会の坂口武監督は考えました。

「オーバーツーリズムの原因は海外の人たちの、いい意味でのSNSがあったと思う。SNSにはSNSで対抗しようということ」

今回、主役に選んだのは、外国人からも人気の高い「忍者」です。

道路の真ん中で海をバックに撮影する観光客が相次いだ「船見坂」のほか、「おたる水族館」そばの展望台に通じる坂でも、撮影を行いました。

「ここが問題なのは、特に冬季は滑る。それに対して、外国人観光客は車道の真ん中をのぼってくる」

観光客の転倒や、車のスリップなどでヒヤリとすることが多い現場です。

さらに、住宅などの私有地に立ち入ってきてしまう問題にも向き合います。

「立ち入り禁止」を啓発する撮影のほか、敷地にはチェーンをつけました。

家主でもあり、Otaru Next100実行委員会のメンバーでもある山吹黎明さんはこう話します。

「立ち入り禁止チェーンをつけてから無断侵入が少なくなった。朝5時に起きて外国人がいたりとか、たばこも吸っていて。そういう例があり怖かった」

民泊の利用者が増え、住宅地でもルール違反が相次いでいると言います。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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