各地で深刻化しているオーバーツーリズム問題。
観光客にマナーを伝えるため“忍者”が立ち上がりました。
「いきます!ニンニンダメダメ」
誘導棒をもって観光客にマナーを啓発をする忍者。
北海道小樽市で”ある撮影会”が行われました。
「最近のオーバーツーリズムはちょっと過激というか危険なところもあるので。注意喚起も楽しくユーモアをもってやりたいと」
急増する外国人観光客に、正しいマナーを楽しく伝えたい。
忍者に扮して注意を促す、市民手作りの“オーバーツーリズム対策”です。
小樽市の街中で、楽しげに写真や動画を撮影する忍者たち。
小樽市の若者を中心に、約150人でつくるボランティア団体「Otaru Next100」のメンバーです。
監督を務める坂口武さんは、小樽市の「堺町通り商店街振興組合」のマネージャーでもあります。
コロナ禍では、外出自粛によって、観光客が激減した港町や商店街を盛り上げようと“自虐ポスター”を制作。
SNSでも大きな話題となりました。
「自虐ポスターは成功事例。コロナのときに苦しかったものをうまく発信できた経験があった。課題もあるのでしっかり向き合いながら、楽しく観光してもらうために考えた」
”自虐ポスター”の経験を生かして今回は、小樽市でも問題となっている“オーバーツーリズム”対策に一役買おうというのです。