2025.04.09
出かけるただ注意しないといけないのは、とぐろを巻いてしっぽをバタバタさせてる時。
これは「これ以上近づいたら噛むぞ!」という合図です。今までこの状態で手を出したときは100%の確率で噛まれてます。もしヘビを見かけたときに、しっぽをバタバタされたら、噛まれる前にそ~~っと離れましょう。
また、滝野の森にはいませんが、北海道には毒を持つ「マムシ」がいます。少し太めで「頭が三角形」なのが特徴で、噛まれると命に関わることもあります。
ただ、こちらもむやみやたらに噛むわけではないので見かけたときは、あわてずにそっと離れましょう。
ちなみに滝野の森にもたまに「頭が三角形」のヘビがいます。
知らなかったときはヒヤッとしましたが、これはアオダイショウの子ども。生まれたばかりで体も小さいので、身を守るためにマムシに似せて、頭を三角にして威嚇している状態です。
ただし子どものヘビは30センチくらいしかないので、威嚇していてもかわいい!
いかがでしたか?
「やっぱり無理!」という方もいるかも知れませんが、「意外にかわいいかも」と思ってくれたら嬉しいです。
森の中には大人も知らない不思議やおもしろさがいっぱい詰まってます。最近森に行ってないなぁと思った方は、ぜひ今年は身近な森に行ってみてください!
連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」
文:森の住人 KENTA
国営滝野すずらん丘陵公園 自然環境マネージャー。1978年札幌生まれ京都育ち。約6年間のサラリーマン生活を経て、森についての知識・経験ゼロの状態で滝野の森ゾーンの担当になり、様々なイベントの企画や広報、森づくりなどを担当。公園内にヒグマが侵入した際は専門家と一緒に現場の最前線で調査を担当。滝野の森staffXにて監視カメラを使った野生動物たちのリアルな様子などを発信中。
※掲載の内容は記事執筆時(2025年4月)の情報に基づきます。