エゾモモンガが、仲睦まじい姿を見せています。
お写真のキャプションには「カップルになってから3日後」とありました。
エゾモモンガの子育ては、メスだけが行います。
なので、子どもを出産したあと、神経質になったメスが、オスを追い出すのだろうと思っていたのですが、「子育てはメスだけで行うが、母子とオスが同居する場合もある」という観察結果もあるようです。
まだまだ不思議なことだらけのエゾモモンガですが、旭山動物園の「エゾモモンガ舎」では、日中は室内を暗くし、夜間は照明で明るくして、昼と夜を逆転させているので、エゾモモンガの様子を、昼間に観察できるようになっています。
このお写真のキャプションに「最終段階〜卵を優しく包むための羽毛を回収しているということは完成間近のようです」って書いてありました。
体重わずか8グラムしかない小さな鳥が、巣材を集めて巣を作り、自慢のモフモフの羽毛をボロボロにさせながらも、子孫を残そうとする姿は、本当に感動的ですね。
しかしながら暖かい日が続いたかと思っていたら、急な寒気や、まとまった雪があったりといったこのところのお天気には、シマエナガのみならず、鳥たちは巣作りのタイミングをはかりかねているのではないかと、心配になってしまいます。
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以前にも書かせていただきましたが、いま一度。
シマエナガの巣作りは本当に見事で、ずっと見ていたいのですが、近くで人間が立ち止まって見上げていると、遠くからカラスがそれを見ていて、結果として、人間がカラスに、シマエナガの巣がある場所を教えてしまうことにつながってしまい、ヒナがある程度育った頃になると襲われ、食べられてしまいます。
カラスも子育て中なので、それはそれで仕方がないのですが、人間がそれを誘発させてしまうことは避けたいですね。
巣を見つけた方、どうぞどうぞ、ご注意ください。
このお写真のキャプションに「手袋を落とした人へ〜取りに来ないからぼくのお布団にするね」とありました。
口にくわえているのは、誰かが、ついうっかり落としてしまったと思われる〝手袋〟だったんですね。
もしかしたらこのエゾリスちゃん、@masaphoto1126 さんに、「これ、あなたが落としたんじゃない?」って、手袋をくわえて、見せに来てくれたのかもしれません。
なんだか、ここから素敵なものがたりが始まる、絵本の1ページのようにも見えます。
(*ごみのポイ捨てはもちろんダメよ)
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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