2025.03.28

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町全体が「恐竜ワールド」!日本屈指の発見がざくざくの博物館をたっぷり満喫するポイントを獣医師ママライターが解説|北海道・むかわ町「穂別博物館」

カムイサウルスってどんな恐竜?どこがすごいの?

カムイサウルスが生存していた当時の再現図【服部雅人 画】(穂別博物館の展示より)

カムイサウルスが生きていた白亜紀末(およそ7,200万年前)、当時のむかわ町は海でした。
これまでの研究で、カムイサウルスは海岸線沿いの陸上に生息しており、草食の恐竜であったことが分かっています。
国内で発見された恐竜の全身骨格では最大であり、日本の宝といっても過言ではない貴重な化石なのです!

カムイサウルスが見られる穂別博物館の展示室では、当時の発掘作業の様子もパネルで詳しく紹介されています。
今にも動き出しそうなカムイサウルスを、ぜひ現地でご覧くださいね!

穂別博物館の見どころを徹底解説!

穂別博物館には、先ほどご紹介したカムイサウルスのほかにも恐竜ファンにはたまらない見どころがたくさん!

展示されている化石は博物館の研究員の方が発掘したものだけではなく、日本全国の一般の方から寄贈されたものも多くあります。
ぜひひとつひとつ、じっくりと見て楽しんでくださいね。

全長8メートルの「首長竜」がお出迎え!

全長8メートル。大きすぎて、写真に収まりませんでした!ぜひ現地でご覧ください。

穂別博物館に入ると、エントランスでは全長8メートルの大きな首長竜「ホベツアラキリュウ」(愛称:ホッピー)が迎えてくれます。
ホッピーは、穂別博物館が建設されるきっかけにもなった大切な化石です。

それにしてもこんなに体が大きくて首も長いのに、頭ちっちゃ…!!

ずいぶん小顔な首長竜さんは、生きていた当時はどうやって生活していたのだろう…とついつい想像したくなりますね。

案内していただいた館長の櫻井さんにお話を伺うと、ホベツアラキリュウは小魚などを食べていたと考えられているのだとか。

でもこの「首長竜」…実は恐竜ではないってこと、ご存じでしたか?
お恥ずかしながら私は、〇〇竜とか〇〇サウルスという名前のものは全部恐竜なんだと思っていました…

首長竜は、恐竜とは異なる系統の爬虫類の仲間。

恐竜も爬虫類の一種ではあるのですが、爬虫類の中の「恐竜類」というグループに属するそうです。

そんな豆知識も頭の片隅に入れておきながら、ぜひエントランスでホベツアラキリュウをじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。

そして博物館には、中央付近にも子どもが目を輝かせる展示があるんです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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