代表的な性感染症「クラミジア」も無視できない存在だと安田医師は指摘します。
安田医師が挙げたのがある有名な研究。
1つの県で無症状の学生1万人を対象にクラミジアの検査をしたところ、女性の約10%が陽性だったという結果になったといいます。
「これがすべての国民に当てはまるかどうかわかりませんが、無症状なので医療機関で受診しないし、治療もしない。クラミジアは一般に思われているよりも、感染してる人が多いのです」
「淋菌感染症」とは違い、無症状で知らないうちに感染を広めてしまう「クラミジア」。
日本で性感染症が蔓延する要因のひとつとして、安田医師は日本の性に対する意識をあげています。
「日本ではやっぱり“性”についてタブー視していることが多いと思うんです。そうすると、教育も難しいです。性感染症の予防について家族間で話ができるかというと、私も含めてなかなかできない。そういう意味では情報が浸透していないのかなと」
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