七条緑道に店を構え、今年で10周年を迎えるという同店。
コロナ禍を機に現在は、開業の頃より営業時間を幾分短くしているが、お料理、店のムードとも変わらぬコンセプトを堅持している。
ここに度々お邪魔している筆者。スパイスカレーが気に入っている。
上が現在の食事メニュー。
昨今の諸事情から、僅かな価格改定はあったものの、内容は開業当初から大きな変化はないようだ。
上はチキンにしようかカボチャにしようか、迷った挙句に決めた『チキンカレー』と『かぼちゃのココナッツカレー』2種合いがけだ。
ふたつのカレーをひと皿で楽しめるアイディアメニュー。人気No1とあるように、みんな悩むんでコレにするんだな(笑)
御覧の通り、微妙な色と質感の違いがお分かりになるだろうか。
向こうが舌触り、香味ともに濃厚まろやかな「かばちゃ」。手前側がほんのりスパイシーな「チキン」。
どちらか一つずつ味わえば、その違いは明確。合いがけの真ん中あたり、つまり2種が交じり合うところを食べてみれば、ミビョーな深みある、これまた面白い味わいになる。
食べ進むと、次第にほんのりと身体が温まる思いがする。
口当たりがまろやかだからあまり気づかなかったが、けっこうスパイスが効いている。
目に楽し、お腹に楽しいカレーのよう。
上は『ルーロー飯風のっけごはん』。
この料理をはじめ、毎度感心させられるのが、同店料理の色合いの美しさ。
それは生野菜や数種のピクルスで描かれているのだが、目に鮮やかなだけでなく、口にしてもどれもが美味。かつ、主役の味わいを引き立ている。
ルーロー飯。つまり台湾料理で「魯肉飯」と書くコレのことだろうが、これをルーロー飯「風」としているあたり、肩の力が抜けていて好ましい。
本気の魯肉飯を日本人にも食べやすくアレンジ、といったところか。それでもほんのりとスパイス漂う味と香りがクセになりそうなゴハンだ。
玄米を使っていることもあり、じっくり味わうほどに滋味深くもあり、いろんな意味で食べ応え豊か。
店名:ハルニレカフェ
住所:旭川市7条通8丁目
電話:080-8294-7670
営業時間:11:30〜15:00
定休日:火曜日、水曜日
駐車場:なし
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