春が近づく今週は「ハンノキ花粉」「黄砂」など4つの注意点　北海道の天気予報・気象予報士が解説／2025年3月10日更新

北海道のあす3月11日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

あす11日も気温高め

背景は11日午後5時ごろの根室情報カメラ

10日の最高気温は、北海道で気温を観測している174のアメダス地点すべてでプラスとなり、3月中旬から下旬並みでした。
最も上がった檜山地方の奥尻町は8.8度、札幌は6.1度でした。9日と同じくらいでしたが、より日差しの温もりが感じられました。

予想最高気温は、あす11日はさらに高くなります。函館11度、札幌や江差、室蘭は10度、その他も5度以上で4月上旬から中旬並みです。
今週は気温が高めで雪どけが進みそうです。

春を感じられるのは嬉しいですが、注意点もあります。

①まだ雪が多く残る地域では、大きな水たまりができるため、歩行者は長靴があったほうがよさそうです。

②雪がなくなった路面に穴ができて凸凹になるので、車のタイヤのパンクに注意して下さい。

そして、道立衛生研究所によると
③札幌や函館ではすでにハンノキの花粉が少ないながら観測されています。晴れて気温が上がる水曜日ごろまで花粉に注意です。
④そして木曜日は、大陸からの黄砂にも注意してください。

（ちなみに、このイラストでは、上が花粉で下が黄砂です…）