2025.02.25

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「投資ってギャンブルみたいなイメージがあるけど…実際どうなの?」高校生から学ぶ「お金の知識」

「お金の勉強」と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
「毎月やりくりしているけど、将来のことを考えると少し不安…」
「お金の勉強って、貯金や保険以外にどんなことをする?」
「新NISA、iDeCoって、よく聞くけど、制度がいまいちわからない…」

結婚などを機に本格的に知識を考え始める人も多いようですが、そのうちの大半が「もっと早くから勉強しておけば良かった」といいます。

最近、一部の高校では「金融リテラシー」を学ぶ授業が行われています。先日は、東海大学付属札幌高校で特別授業「金融リテラシー出張授業」が行われました。

より良い暮らしを送るための「お金の知識」とは

主催したのは、J-FLEC(金融経済教育推進機構)。金融の知識を幅広い世代に広めるため、国と民間団体が協力して設立した認可法人です。

講師を務めたのは、ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子さん。

「『お金に関する知識や判断力』とありますが、特に大事なのは『判断力』だと、私は思っています。」

将来を見据えて「使う」「貯める」「増やす」「借りる」など、さまざまなお金の運用方法についてしっかり考えることが重要という川部さん。
こうした観点から具体的な運用方法についても説明してくれました。

「お金を貯める運用を『預貯金』といいます。一方で、お金を増やすための運用を『投資』といいます。」

株式投資については、「ギャンブルのように思われがちですが、本来は企業を応援するための出資。正しい投資は社会貢献にもつながるんですよ」と話され、これに驚いた生徒も多くいました。

銀行を通す?それとも直接?メリット・デメリット

投資について徐々に具体的に。

「我々が銀行にお金を預ける。銀行が企業に貸す。これを『間接金融』といいます。

それなら我々が企業に直接貸せば良くない? そのように、お金を必要としている企業へ、銀行を介さずに直接やり取りすることを『直接金融』っていいます。株式投資がこれに当たります」

すると、ある生徒からこんな質問が飛び出しました。
「投資先の会社が一緒なら、何でわざわざ分ける必要があるんですか?」

これに対し川部さんは「これ仕込み?(笑) めっちゃ良い質問!」と驚きながら、銀行の利益の仕組みについて説明しました。

「例えば、我々が銀行に1%の利子で預けたとします。銀行は企業に3%で貸したりする訳です。ここでの差が2%生まれるよね?これを『利ザヤ』っていいます。
だったら、直接2%でやりません? そしたら、我々にとっても、企業にとってもラッキーってならない? っていうのが直接金融の存在意義なんです」

話題のNISAについても解説

さらに投資の新たな制度として近頃話題のNISA(少額投資非課税制度)や、「借りる」という観点で、高校生にとって関係の深い奨学金、18歳から使えるようになるクレジットカードやリボ払いの注意点についても解説されました。

投資のリスクを減らし、安定的にリターンを得るポイントは、長期間継続してコツコツ積み立てること。活用する場合は早期から計画するのが効果的といえます。

「投資のイメージが変わった!」生徒たちの感想

授業を受けた生徒たちは、お金の使い方について新たな視点を得たようです。
「投資はギャンブルみたいなイメージがあったけど、印象が一気に変わりました」

「お金の使い方の勉強は生きていく上で必要だと思うし、取捨選択する能力を磨いていきたいなって思いました」

「難しい話もあったけど、高校生のうちに学べたのはすごく良いと思いました。」

金融教育の重要性「生きるために必要な知識を学ぶ機会を」

授業を終えた川部さんは、金融教育の大切さについてこう語りました。

「お金は生きていくために欠かせないモノ。それぞれの年齢に合った金融経済教育の機会を持つというのは、すごく大事だと思います」

今後もJ-FLECでは、企業や学校に講師を派遣し、金融リテラシーを広める活動を続けていく予定です。

***
川部さんのお話から、将来に備える方法はただ単に「貯める」だけではないということ、知識があれば選択肢を増やせるということがわかってきます。

生活費をどのように管理するか、資産をどのように活用するかなど、
責任も伴うことですから、それぞれが自分に合った方法を考えることが大切です。

「お金について学ぶこと」は、自分の未来を考えることでもあります。
この機会に、お金の勉強に正面から向き合ってみませんか?

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取材:HBCテレビ「グッチーな!」
編集:Sitakke編集部

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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