2025.02.22
深めるウォーキング・デッドの“ノロノロゾンビ”から打って変わって、こちらは超・アグレッシブなK(韓国)ゾンビ!ウェブトゥーンが原作のNetflixオリジナルドラマ「今、私たちの学校は…」
配信後3日間で視聴1億2,479万時間を記録、世界29か国で1位を獲得し、グローバルTOP10でも1位を獲得するなど評価の高い作品です。
【あらすじ】
主人公のオンジョが通うヒョサン高校で、ヒョンジュというひとりの女子生徒が行方不明になる。なんと、ヒョンジュはヒョサン高校の科学教師に監禁されていた。逃げだしたヒョンジュが教室に飛び込んできて、「科学の先生に注射を打たれた…」というが、どんどん様子がおかしくなっていく。救急車で運ばれる直前、保健教師に噛みつくヒョンジュ。救急車が去った後、今度は保健教師が男子生徒に襲い掛かり…「学校」という閉ざされた空間で、爆発的に感染が広がっていく。一方で病院に行ったヒョンジュからも感染は広がり、ヒョサン市全体がパニックに陥って…
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この作品は、2009年に韓国のWEB漫画サービス「NAVER Webtoon」で配信されていました。縦型コミックがまだ日本で馴染みが浅かった当時、もちろん「ゾンビ漫画」という理由のみで完結まで読破していた私は、10年以上経ったある日Netflixでこのタイトルを見てまさか…あの漫画が!?と歓喜。あっという間に全話視聴をさせていただきました。
閉鎖空間で逃げまどう生徒たちと驚異的なスピードで広がる感染はもちろん怖いのですが、この作品の面白いところはそれだけではなく、高校生らしい「恋愛」や「友情」などの青春ドラマ要素も絡んでくるところ。
主人公のオンジョにはチョンサンという男子の幼馴染がいて、この作品のもう一人の主人公。ずっとオンジョに片思いしているが、全く気付いてもらえないどころか、別の男子(チョンサンと仲良し!)に片思いしていることを告げられて…など、それだけでドラマになりそうな人物関係がいっぱい!
さらにこのゾンビパニックはウイルス感染が原因なのですが、感染しても完全にゾンビ化しない「半ビ(半分人間、半分ゾンビ)」という状態になるものが現れたり、いじめ問題などの社会的要素が絡んだりと、とにかく人間ドラマが盛り沢山。全12エピソードですが、あっという間に見終わる没入感が楽しめます。
シーズン1で原作のストーリーはすべて消化したのですが、なんとシーズン2の制作が発表されています!オリジナルストーリーが展開されると予想されますが、放送時期は未定…。今か今かと情報を待つファンが期待を寄せるこちらの作品。1シーズンでも物語に一区切りがつくので、話途中で終わってしまった!!という海外ドラマ“あるある”なフラストレーションも少なく、気軽に見始めることができますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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【編集後記】
WEBマガジン「Sitakke」は、「北海道の暮らしを応援する」がコンセプトの媒体ですが… ゾンビが好きすぎるあまり、ついゾンビの記事を書いてしまいました。
でも、よく考えたら、ゾンビのようにタフでしぶとく生きることって、北海道の厳しい冬を乗り越える知恵にも通じるかも!?(こじつけですみません)
あなたの日常にも、ちょっとしたゾンビのエッセンスを取り入れてみると、新たな視点が開けるかもしれませんよ。さて、次はどんなゾンビネタを書こうかな…。
2025年も、まだまだゾンパト(ゾンビパトロール。ゾンビ作品をとにかく見て回ること)を続けてまいります♪
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文:Sitakke編集部YASU子