2025.02.21

深める

希少がんを生きるシンガーソングライター「笑える日を作る生き方を」歌に込める思い

“がんサバイバー”という言葉をご存知でしょうか。がんを体験し、不安を乗り越えながら、今を前向きに生きる人たちのことです。

症例が少なく治療法も確立されていない稀ながん、希少がんと向き合いながら活躍する、シンガーソングライターのメッセージです。

【連載】こう生きたっていい

おなかを触ったら「コロン」と当たった

シンガーソングライター・佐脇由佳(さわき・ゆか)さん42歳。

札幌と帯広を拠点に、自らつくった歌を北海道各地に届ける活動をしています。

歌で、同じ苦しみを抱える人の力になりたい。
歌は自分が生きている「実感」でもあります。

身体の異変を感じたのは、2017年のことでした。

「お腹触ってたらコロンって指に当たって。近くの産婦人科に行って診てもらったら、『女性は結構子宮筋腫を持っている人が多くて、大体は良性だから、半年後診せにおいで』みたいな感じで」

子宮筋腫―。

30代女性の3人に1人、40代で2人に1人という割合で発症する、婦人科の疾患です。

しかし、半年が経って、再び診察を受けに産婦人科を訪ねると、思いもよらない言葉を告げられます。

「2個並べて画像を見せてもらって『こっちはあなた、こっちは亡くなった患者さんなんだけれど、あなた放っていたら、亡くなるよ』みたいなことを結構、バシッて言われて」

体を蝕んでいたのは、 子宮内膜間質肉腫 でした。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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