2025.02.16
深める「終活」という言葉がめずらしいものではなくなった、人生100年時代の今。
大切な人だからこそ、「最期」や「いなくなったあと」を想像することはどうしても後回しにしてしまいがち…。
だけど、大切な人だからこそ、大切に考えたい、大切なことが「終活」には詰まっています。
連載「親の「終活」を考える」では、Sitakke編集部も自分事で「親世代の終活」に向き合います。
全国で家族を介護している人は、推計でおよそ795万人。
このうち仕事をしながら介護をしている人を「ビジネスケアラー」といいます。
介護をしている人のおよそ4割にあたる、307万人にのぼるとみられ、10年前と比べ、70万人ほど増えました。
こうした中、課題となっているのが「介護離職」です。
母親を介護しながら働いていた女性は、一時は退職も考えましたが、出勤時間を減らし、きょうだいが協力することで、介護と仕事を両立できました。
しかし、介護を理由に仕事を辞めてしまう人は、全国で毎年およそ10万人いるとみられていて、ビジネスケアラーへの支援は全国的な課題です。