“特定技能1号”のシェルパさんが日本にいられるのは、最長5年です。
名寄市民の優しさに触れ、常に感謝の言葉をシェルパさんは口にします。
「いま日本に来て1年半が過ぎたが、誰を見ても優しいし真面目、時間を守る人。住みやすい、もっと住みたい、ずっと住みたいと思います」
もし“特定技能2号”を取ることができれば、在留期間の上限がなくなり、家族も日本に呼び寄せることができます。
しかし、2号の対象分野は、建設や造船などの11分野で、介護は含まれていません。
シェルパさんが“特定技能1号”のまま日本で5年以上働くには、特定技能2号と同等の“介護福祉士”の資格を取得し、“介護”という在留資格をとるしか方法がありません。
これは外国人の合格率が40%にも届かないほど、難しいものです。
「外国人なので、易しい日本語しか分からないし、介護福祉士の勉強は、全然わからない。資格を取る準備をしていないので、それが出来なければ、ネパールへ帰らなければならない。なんでそんなルールを作ったのって思う…」
長く働きたい、良い職場で働きたい、という思いは、日本人も外国人も同じです。
シェルパさんが、日本で働くことができるのは、あと3年あまりです。
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