小樽で100年続く老舗の「野島製菓」。
こちらの団子に“うんうん、コレコレ!”というかたも、多いのではないでしょうか」
野島製菓の名物『コハクだんご』という名前は、皆さんも、聞き馴染みがあるかもしれません。
一見、普通の“串だんご”ですが、長年、愛される魅力はどこにあるんでしょうか。
3代目の野島弘社長が、50年以上前に使っていたお団子を丸く成形する木型を見せながら教えてくれました。
野島製菓は今から100年前の1925年に小樽で創業。当初は“だんご”ではなく、飴の専門店でした。
1970年頃からは“だんご”の製造に乗り出します。
しかし、当時の“だんご”は1日で固くなってしまうため、遠くのマチで販売できないことが、大きな課題になっていました。
「なんとか“釧路まで送りたい”と先代が頭をひねった。よく加熱殺菌すれば日持ちするという情報があって…」
独自の加熱殺菌の工程と、熱に強い包装資材を導入するという画期的なアイデアで、2週間経ってもやわらかい“串だんご”を実現。
その結果、ついに全道各地に販路を広げたのです。
そして、今も変わらないのは食材へのこだわりです。
「北海道でつくっているんだから、北海道原料にこだわろうと…。そうすることで付加価値がつけることができました」
うるち米に、砂糖、醤油までも道産品を使用する、北海道ならではの味です。
現在は、日本全国の物産展のほか、アメリカの物産展でも人気を集めています。
「ちょっと先を見て、やってきたのが、もしかしたら100年続いた理由の一つかなと思います」
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年1月10日)の情報に基づきます。
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