2025.02.18

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北海道民おなじみ「バターごはん」も…100年企業の歴史と愛されるヒミツとは

2025年は昭和で数えると、ちょうど“昭和100年”となります。
この記念すべき年に、北海道内で創業100周年を迎える企業があります。

手探りで始まったバター作り。黄色いパッケージは、100年の時を経ても変わりません。

画期的なアイデアが生んだ串だんごが大ヒット。

今年、創業100年を迎える北海道内の企業が、いまも愛され続けるワケは、いったいどこにあるのでしょうか。

北海道の乳製品といえば…「雪印メグミルク」

雪の結晶のトレードマークでお馴染み『雪印メグミルク』。
札幌で創業したのは1925年です。

札幌工場の敷地内には、100年の歴史に触れられる『酪農と乳(にゅう)の歴史館』があります。

大正から昭和初期は、輸入の乳製品が増え、北海道の酪農業は大ピンチに陥りました。
そんなピンチの中、酪農家たちが組合を立ち上げ、バターの製造に挑んだのです。

雪印メグミルク酪農と乳の歴史館の菅谷正行館長が最初に使っていた「バターチャ―ン製造機」を紹介してくれました。

「当時は機械設備もなくてすべて手作りでバターを作っていたんですね。この製造機の中にクリームを入れて、ひたすら、ひたすらかき混ぜます」

当時のバター1箱(450g)は、いまの価値で3000円ほどする高級品でした。
その“高級な”バターを庶民にも広めようと、レシピ本を作り、200種類ほどのバターを使った料理を紹介しました。

北海道民にはおなじみの、ほかほかのごはんにバターを乗せて食べる「バターごはん」。
そのレシピもこのときに提案されているんです。

その後、チーズやヨーグルトなど、さまざまな乳製品を食卓に届けてきた『雪印メグミルク』。

2025年は創業100周年のプロジェクトを計画中です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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