2025.02.11
暮らすこんにちは!札幌市を拠点に、冬の暮らし全般に関する様々な調査・発信を行っている「ウインターライフ推進協議会」です。
私たちは、北海道に住む皆さん、そして北海道を訪れる観光客の皆さんに、安全・安心・快適に冬を過ごしていただきたい…こんな思いを胸に日々活動しています!
今回は、身近なのに、意外と使ったことがない… 「砂箱」 をテーマに、「ウインターライフ推進協議会」・金田安弘(ニックネーム:やすシニア)がお伝えします!
坂道で車がスリップしないように砂をまくための砂箱は、実は雪国であればよく見かけます。
でも、歩行者が滑って転ばないために置かれている砂箱は、私が調べた限りでは北海道だけです。知っていましたか?
では、なぜ北海道だけ歩行者用の砂箱があるのでしょう?
理由は簡単。
北海道が本州に比べて寒いからです。
本州の歩道は湿雪やシャーベットが多いですが、寒い北海道では水が凍って、固く締まった圧雪やアイスバーンになることが普通です。
いわゆる”つるつる路面”です。
歩道は車道ほど頻繁に除雪車が入りませんから、滑りやすい圧雪やアイスバーンができてしまうと、もうお手上げ。
そんな時、砂をまくことで冬道を滑らないようにすることができるのです。
冬道にまく”砂”、実際は砂というよりは細かい砂利に近いんですが、一度、冬道を滑らなくする砂の力を知ってしまうと、これほど頼りになるものはありません!
私はいつも、砂がまかれているところを選んで歩いていますが、これも冬道で転倒事故に遭わないための一つのコツです!