【猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒】北海道の週間天気予報　気象予報士が解説／2025年1月8日更新

北海道のあす1月9日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒

これから道北を中心に、あさって10日（金）にかけて猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒が必要です。

荒れた天気の原因を、8日午後9時の予想天気図で見ます。
オホーツク海にある発達した低気圧が原因です。

動きが遅いため、影響が長引きます。等圧線の間隔が狭く、風が強まり、また低気圧付近の活発な雪雲も流れ込むため、見通しが悪くなったり、倒木などによって停電したりするおそれがあります。懐中電灯の備えや、携帯の充電などもしておきましょう。

今後の雪や風の予想です。8日午後9時は道北を中心に雪が降り、西風が強まります。宗谷地方では紫の矢印、20メートルと立っていられないような暴風が吹きます。

その後は風の強い状態は続き、日付が変わると赤色の雪の強いエリアが宗谷地方にかかります。強い雪雲は徐々に南下し、昼頃には上川地方、夕方以降は留萌や後志地方でも雪が強まるでしょう。

あす9日の夕方までの24時間に宗谷や上川北部、留萌北部・中部の多いところで60センチの大雪になります。立ち往生に備えて車にはスコップや毛布などを積んでおきましょう。