2025.01.14

食べる

札幌の人気ラーメン店が監修!余市にオープンしたラーメン店「よいち」のこだわりは

その食材というのが…

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「ニシンですね。余市ってニシンがすごい盛んなので、魚介を使ったニシンのラーメンをやろうってところから始まった」

江戸時代末期から大正時代にかけて、北海道沿岸にはニシンの大群が押し寄せ、余市もニシン漁で大賑わい!
現在も、余市ではニシンの加工品の生産が盛んに行われています。

ニシンと言えば…「塩焼き」や「にしん蕎麦」でよく食べられますが、ラーメンに使う食材としてはイメージがつきません。
一体、どうやって使うのか?

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「なかなか他でやってないと思うんですけど、身欠きニシンのオイル。いろんな食材をオイルに変えていくっていうのが、とくいちの特徴の一つ。その流れで今回は身欠きにしん」

新しいラーメン作りの様子を特別に見せてもらいました。

ミキサーに入れたのは身欠きニシンと煮干し。
そこにオイルをたっぷり入れます。
ニシンと煮干しを粉末状にしてオイルと混ぜ、火にかけます。
そうすることで、より香りが立つというのです。

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「オイルって香りだけをうつすものだって、ずっと思っていたんですけど、ラーメン始めてからオイルにも旨みが落ちるってことが分かって。身欠きニシンの香りと煮干しのうまみも一緒に入れてあげて…うま味は煮干しで香りは身欠きにしんで補ってる」

こだわり抜いたニシンのオイルに合わせるのが、アサリとツブ貝を使った魚介のスープ。

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「旨味成分の強い貝を使おうということになって、余市のツブ貝と余市のニシンのオイル。海のニュアンスをしっかりラーメンに落とし込もうという」

そして完成したのが…「鰊らぁ麺」。

見た目は「とくいち」らしい、シンプルな仕上がりです。
繊細な極細麺に、濃厚な魚介の香りやうま味が贅沢に絡み合う「こってり」と「あっさり」をいいとこどりした、これまでにはない一杯となりました。

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「ヨーロッパの方では、とんこつラーメンが主流みたいで、今回やる魚介のベースは、正直未知な部分があるのでそこも楽しみ」

そんな、海外からの宿泊客にも 朝の一杯をより楽しんでもらえるよう、「鰊らぁ麺」にはある仕掛けが…!

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「レストランで出してるニシンの棒鮨。ラーメンの具材にも同じニシンの酢じめがのっていたり」

「YoichiLOOP」が営業するレストランのディナーでは、ワインにピッタリな料理が様々提供されていて、中でも多くの人を虜にしているのが…「ニシンの棒鮨」!

「鰊らぁ麺」にもその「ニシンの棒鮨」と同じく、酢でしめたニシンを使用しています!

とくいち オーナーシェフ 磯部さん:「魚のおいしいラーメン、煮干しとかと全く違う魚のラーメンができたので、ちょっと新しいジャンルとしてみんなに食べてもらえたらうれしいです。」

「よいち」は1月9日オープンです。

【よいち】

住所:北海道余市町黒川町4丁目123
電話:0135-21-7722
営業時間:月曜 午前10時~午後2時/午後4時~午後8時
     火・水・木曜 午前7時~午後1時
     土・日曜 午前7時~午前10時

ラーメン店「よいち」は、しばらく間借りで営業しますが4月頃には実店舗を構えての営業を予定しています。

※掲載の内容は番組放送時(2025年1月8日)の情報に基づきます。

今日ドキッ!

HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中。みなさんと一緒に毎日のドキドキを探しに行きます!最新のニュースや天気、スポーツ情報など丸ごと「北海道」にこだわる情報報道番組です。

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