3月のはじめは強い寒気の影響を受けて、札幌では3年ぶりに3月に真冬日となるなど、冬の寒さが残っていました。3月の終わりごろからは、一気に春の空気に入れ替わりました。
特に2024年4月は観測史上一番となる記録的な高温で、サクラも2023年に次いで記録的なハイペースでの開花となりました。
一転、5月の大型連休明けは一時的な寒さの戻りで、道北やオホーツク海側で雪を観測しました。
2024年の夏は、熱帯の空気を運んでくる太平洋高気圧の勢力が強く、平年よりも気温の高い状態が続きました。
夏の間の平均気温は、統計史上、2023年に次いで2番目に高くなりました。2024年の道内の最高気温は、長沼町と東川町で観測した36.3度でした。
札幌では夏の間に、25度以上の夏日が68日を記録。過去2番目に多い日数でした。7月22日には、2024年最高の34.7度を観測しました。
札幌市の熱中症による救急搬送の人数も、2023年に次ぐ多さとなりました。