2024.12.28

暮らす

猛暑・ドカ雪・記録づくし!2024年を「天気」で振り返る【気象予報士が解説】

春(3〜5月)

春は駆け足でやってきた

2024年4月18日のHBC天気コーナーでご紹介した、桜の開花

3月のはじめは強い寒気の影響を受けて、札幌では3年ぶりに3月に真冬日となるなど、冬の寒さが残っていました。3月の終わりごろからは、一気に春の空気に入れ替わりました。

特に2024年4月は観測史上一番となる記録的な高温で、サクラも2023年に次いで記録的なハイペースでの開花となりました。

一転、5月の大型連休明けは一時的な寒さの戻りで、道北やオホーツク海側で雪を観測しました。

夏(6〜8月)

2023年に続き猛暑に

2024年の夏は、熱帯の空気を運んでくる太平洋高気圧の勢力が強く、平年よりも気温の高い状態が続きました。

夏の間の平均気温は、統計史上、2023年に次いで2番目に高くなりました。2024年の道内の最高気温は、長沼町と東川町で観測した36.3度でした。

2024年6月29日のHBCニュースより。この時点で2024年一番の暑さを記録したが、7月にさらに上回った

札幌では夏の間に、25度以上の夏日が68日を記録。過去2番目に多い日数でした。7月22日には、2024年最高の34.7度を観測しました。
札幌市の熱中症による救急搬送の人数も、2023年に次ぐ多さとなりました。

2024年7月22日のHBC天気コーナーより。札幌で2024年最高気温を観測した日

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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