2024.12.24

育む

一週間たっても思い出す“生の芸術”を観る体験…バレエ「くるみ割り人形」でこうちゃんと特別なクリスマスを味わった日【室谷香菜子のいっくじ日記・番外編】

私的ヒットはこのシーン!

第2幕はクララがたどり着いた『お菓子の国』からスタート。

私としては、このお菓子の国に出てくる子どもたちの踊りが可愛くて可愛くて、胸キュンでした。

お菓子の国のセットを背景に、カラフルな衣装に身を包んだお菓子の精たちが舞います。

スペインやアラビア、中国にロシア…さまざまな国をイメージした衣装と踊りが続き、華やかで見ごたえ十分!

誰もが聞いたことのあるようなチャイコフスキーの有名曲も多く流れてくるので、まさに私たちのようなバレエ初心者にもぴったり!

後半第2幕は始まりから終わりまで踊りが中心で、どれも華麗で美しく、本当に夢の世界のようでした。

バレエだからこそ「親子」に向いているかも

バレエは、当たり前かもしれませんが、セリフが一切ありません。

だからこそ、「この踊りはどんな気持ちを表現しているんだろう」と想像力を膨らませることができます。

指先まで気持ちをこめて、踊りと演技を伝えてくれるからこそ、子どもも物語を「感じる」ことができるという面では、セリフで物語を追うお芝居よりも「親子」で一緒に楽しむのに向いているのではないでしょうか。

【Farewell『くるみ割り人形』親子鑑賞への思いやキャストコメントはこちら】
クリスマスの恒例行事に…札幌発、親子で観に行ける“生の舞台”バレエ「くるみ割り人形」の魅力

さすがに第2幕となると、ちょっと赤ちゃんや小さいお子さんのぐずるような声が聞こえる場面もありましたが、音楽の生演奏の響きの中でほとんど気になりませんでした。

抱っこ紐でゆらゆら赤ちゃんをあやしながら鑑賞しているお父さんの姿なんかもみられて、同じ親子鑑賞の「仲間」としてはほほえましく感じるくらいです。

ストーリーをあらかじめ知っていた方がより楽しめると思いますが、知らなくてもだんだん物語が見えてきますし、幕が開く前にストーリーテラーがあらすじをお話してくれるのでその点も安心です。

音楽に加え、HBC少年少女合唱団の澄んだ歌声も、ステージを盛り上げます。

ダンス、演技、衣装、音楽に歌…まさにバレエは「総合芸術」なのだと、全身で実感できます。

終盤は息をのむような主演2人のグラン・パド・ドゥ。

華やかなパーティーが終わると、お菓子の国は消え、クララがお家に戻ります。
最後はくるみ割り人形がステージにちょこんと置かれ、幕が閉じていきました。

さぁ、これでおしまいか…と思ったとき、最後に素敵なサプライズが!

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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