2024.12.14
育む思えばこうちゃんは、ひらがな、カタカナの「読み」は、いつの間にかできるようになっていました。どうして読めるようになったのだろう。
お風呂にひらがな表を貼ってはいましたが、ビシバシ教えた記憶はありません。
我が家は毎日ほぼ私1人でワンオペ育児。
これまで家事で手が離せないとき、テレビを見て待っていてもらったり、時間を決めてゲームをやったり、それに飽きると一人で絵本を開いて見ているときもありました。
平日は、仕事から帰ってきて座る暇もなく寝かしつけまでノンストップで動き回ることがよくありますが、そのたびに、相手をしてあげる時間が短いことに罪悪感を抱えてきました。
でも最近気が付いたのは、そのテレビやゲームや絵本から、こうちゃんは自然とひらがなとカタカナを覚えていたのかもしれないということ。
『釣りスピリッツ』というゲームにハマっていた去年は、「ママ~これなんて読むの~!?」と、台所にいる私に向かって魚の読み方を聞くことがよくありました。
どんなに忙しくても、できる範囲で疑問質問には答えることにしているので、「ゴールドアンコウ」!「オニイトマキエイ」!「プレシオサウルス」!と、呪文のような名前の読み方を教えていました。
もっと長い名前のものもあったような・・・
そういえば、その頃からカタカナも読めるようになっていました。
子どもの「知りたい!」という気持ちはすごい。
最近はカタカナだらけの『ポケモン大図鑑』をぶつぶつ言いながら読んでキャラクターの名前を覚えています。こちらも興味があるからどんどん覚えていきます!
私は教えてもらっても全く覚えられない・・・
そう、最近すぐに大事なことを忘れてしまう私とは対照的に、子どもは興味がわいたものに真っすぐ!
ものすごいスピードで物事を吸収していって、記憶力も本当に目を見張るものがあります。
「好き」や「興味」は学びにもつながるんだと改めて実感しました。
成長のきっかけは日常のいろんなところに転がっている!
大人が勝手に「それは時間の無駄!」なんて決めつけちゃいけないですね。
おおらかな気持ちで子供の興味・関心に寄り添う…それがなかなか難しいのですが。
こうちゃんのひっくり返った文字が見られるのも、あと少しの間だけかもしれません。
いつの間にか正しく書けるようになっているんだろうな。
ここで一句!
あと何回 かわいい文字を 見られるの
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文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい