HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
「学校で聞こう!」のコーナーでは、学校に行って、高校生たちのリアルな声を聞きます。彼らが熱中しているもの、イマドキの高校生の学校生活—その実態に迫ります。
札幌から⾞で2時間半・120キロメートル離れた所にある、幌加内町・幌加内⾼校。
⽣産から、流通・販売まで幅広く学ぶことのできる農業⾼校です。
実は、「全国で唯⼀」ある授業を導⼊している、とってもユニークな⾼校なんです。
そんな幌加内⾼校で学ぶ⽣徒たちに話を聞いちゃいました︕
幌加内が誇る「⽇本⼀」を教えてくれたのは3年⽣の⽥中さん。
⽥中さん:「幌加内にある朱鞠内湖は、⽇本⼀⼤きい⼈造湖です。幌加内は、⽇本⼀のそばの⽣産量そば作付⾯積で⽇本⼀です」
⽥中さん:「幌加内⾼校でそばを作って楽しいです!」
そう、幌加内⾼校の⼀番の特⾊は、必修科⽬の「そば」。
⽣徒たちは週に2時間「そば」の授業を受けていて、そばの栽培から収穫、製粉、そば打ち、ダシの作り⽅、ゆで⽅まで学んでいます。
卒業までに、全麺協主催の「そば道段位認定制度」の初段以上の獲得を⽬指しています。
2年生の大迫さんは、中学1年生のころからそば打ちをしているそうです。
大迫さん:「中1からそば打ちを始め、中3の時に3段まで持っていました。4段の受検があって、それに向けてそば打ちを頑張っています」
そば打ちに使うのはこちらの材料や道具。 時間を図りながら⼀⻫にスタートします。
そば打ちには⼤きく4⾏程あるといいます。
まずはそば粉と⼩⻨粉をふるいにかけて…「⽔回し」という作業に⼊ります。
大迫さん:「⽔回しが⼀番⼤事だと思っています。麺の固さとかそのあとの⼯程のやりやすさが決まってしまうので」
次に「練り」。
体重をかけて練りこむことでコシのあるそばを⽬指します。
「のし」の作業に入り、綺麗な円に伸ばしていたかと思うと…
四⾓に成形します。
たたんで、最後に繊細な⼿つきで切ると完成です。
⽣徒のみなさんが打ったそば、頂きました。
HBC世永アナ:「おいしい︕しっかりとしたコシがあってそばの⾹りが良い。⽌まらなくなる」
⼤迫さんが4段に合格すれば、幌加内⾼校で初の快挙です。
大迫さん:「⾃信はそこまでない。ここから⽚付けの作業もあって、全部含めて40分までに終わらせないといけない」
大迫さん:「(将来は)そば関係の仕事に就きたい。そば屋か製粉関係の仕事に就きたい」
そば道段位4段を目指していた大迫さん。
※追記
先日、受検をして、見事合格したそうです!
幌加内高校初の快挙です!おめでとうございます!